群馬県高崎市在住。写真スタジオに勤め、主にヘアメイク、着付けを担当している。
マタニティフォト「stroking hand」を立ち上げる。
自ら経験した違和感
現在は、フォトスタジオでヘアメイクや着付けを主に担当しています。
この職種には16歳で東京に出てきた時から様々でな形で携わっており、沢山のお客様と関わってきました。
七五三やマタニティフォトなど様々な記念の撮影に関わっていましたが、自分が妊娠しマタニティフォトを撮った時に、お腹を出し、男性のスタッフに見られ、緊張する中での撮影に違和感を感じました。

仲間からの一言
このような経験から、「撮影の間もっと気を楽にして取れる環境をつくりたい」と思い、ヘアメイク・着付けつきのスタジオを持ちたいと考えていました。
過去にカメラを学ぼうとチャレンジしたこともありましたが、難しく、苦手意識を持ちずっと遠ざけてきたため、写真は希望があればカメラマンをつけることを考えていました。
しかし、仲間に話してみた時、私のこだわりは「画角にどうおさめるかだ」と話したら、「写真を撮るのが好きなのでは?」と言われ、苦手だと遠ざけてきたけれどやっぱりこれなのかもしれないと思い、自分で写真を撮ることに挑戦しようと思いました。
振り返れば一瞬の10ヶ月
マタニティフォトを撮るのは撮影時の格好含めハードルを感じる人も少なくないと思います。
しかし、振り返ってみるとすごく神秘的で一瞬で過ぎてしまう貴重な10ヶ月。
少しでも抵抗感を無くし、気楽に撮れる状況をつくりたいです。
自分が写真を撮ることに不安を感じつつも、ワクワクしています。
これから私の挑戦がはじまります。

こだまの「ひとりごと」
16歳のときに東京に出てきて現在も同じ業界で活躍していることに圧倒されました。
私が16歳だったときに親元から離れて一人で生活なんて今振り返っても考えられそうにないです。一つのことを環境が変われど、携わり続けているそのプロフェッショナルさもかっこいいなと思いました。
マタニティフォト自体を私はまだ経験していないので、撮られる側の気持ちに共感できる部分は少ないですが、同じ気持ちを経験した人はきっと多いと思います。
マタニティフォトだけでなく、写真を取る習慣がないために写真が残っておらず、時が経って「あのとき撮っておけばよかったかも」と思う人も少なくないのではないかと思います。
toyoさんの関わる写真は一般的にイメージされる「七五三」や「マタニティフォト」とは少し違った作品が多いように感じました。
また、インタビュー外ではありますが、その背景には「女の子ものの着物より、かっこいいデザインの着物が好きな女の子」や「写真を撮られるのが好きではなく、カメラに向かって笑うのが苦手」というようなお子さんの七五三の写真を子ども本人の意向に添いつつ撮影しているというお話しを聞き、一つの結果に囚われないかっこよさを感じました。
toyoさんが創りあげるマタニティフォトの撮影の空間に立ち合えるときが楽しみです。
